序章

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(……あれ…?) 理事長室に入って私はあることに気付いた。 私以外の教育実習生がいないのだ。 佐々木「私が理事長の佐々木だ。 霧谷くんには他の教育実習生とは違うことをしてもらう。」 (え…?) 理事長はひげを生やした顎を触りながら喋っている。 「どういうことでしょうか?」 佐々木「君には我が校特別エリート課で学んでもらう。」 「と、特別エリート課?」 初耳だ。 佐々木「うむ。 そこは普通の職員室とは別室だ。 何かの手続きミスで君が入ることになってしまったんだが…。」 (手続きミスなの!?) 「…はぁ…。」 佐々木「安心してくれ。 そこで学んで教師としての資格を得ることができる。 しかも特別エリート課の教師としてだ。」 (私は普通の教師になりたかったのに…)
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