秋の蛍

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「まだ決めていないんだよ。ただいつか僕の行きたい場所に、この列車が連れて行ってくれるんだよ、多分ね」 僕は答えた。 少年は訳がわからないといった感じで僕の顔をじっと見つめると、「変なの」と一言だけ残して走り去っていってしまった。
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