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実はこの教授、いや先生は僕の家庭教師であった。 というのは、先生が勤めていた大学は僕の地元にある大学だったからだ。 始めは父さんと先生が仕事で知り合い、先生は僕がここに受験しようとしているのを知り、家庭教師をすることを持ちかけたらしい。 両親や僕にとってみれば願ってもないことだが、その頃から先生は有名で雑誌にもちょくちょく出ていた。 先生は経営の専門で、財政再建や株などが得意分野だった。 実際に、前の大学で先生が経営につくと、あっという間に建て直してしまった。 それで呼ばれたらしい。
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