僕たちの日常編 1

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僕が必死に瞼を上げていると、チャイムが鳴った。 あ゛~~~!!と机にへばりついていると、後ろから聞き慣れた低い声が聞こえてきた。 「れ~い゛~~!! オマエ今の授業わかった か!?」 「なんとかねー。 櫂はもしかしてわからな かった?」 「ぜんっぜん! やぱいぜ、あれは!!」 僕と話しているのは、大学からの友人である東條櫂 トウジョウカイ だ。 彼は東條コーポレーションの御曹司だ。 コネもカネもあるし、なによりルックスがいい。 182センチの筋肉質の長身にまあまあ大きめの目、肌はキレイでちょっと焼けた感じ。 黒髪黒瞳のちょっとヤンチャそうなかっこいい顔。 中学からバスケを続け、この大学へもバスケの推薦で入ったそうだ。 ちなみに勉強はあーんまりできなくて、試験はいつも赤点ギリギリ。 本当にバスケ一筋で、きたそうだ。
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