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僕が必死に瞼を上げていると、チャイムが鳴った。
あ゛~~~!!と机にへばりついていると、後ろから聞き慣れた低い声が聞こえてきた。
「れ~い゛~~!!
オマエ今の授業わかった か!?」
「なんとかねー。
櫂はもしかしてわからな かった?」
「ぜんっぜん!
やぱいぜ、あれは!!」
僕と話しているのは、大学からの友人である東條櫂 トウジョウカイ だ。
彼は東條コーポレーションの御曹司だ。
コネもカネもあるし、なによりルックスがいい。
182センチの筋肉質の長身にまあまあ大きめの目、肌はキレイでちょっと焼けた感じ。
黒髪黒瞳のちょっとヤンチャそうなかっこいい顔。
中学からバスケを続け、この大学へもバスケの推薦で入ったそうだ。
ちなみに勉強はあーんまりできなくて、試験はいつも赤点ギリギリ。
本当にバスケ一筋で、きたそうだ。
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