僕たちの日常編 1

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「そういえば櫂、今日も練習だよな?」 「もっちろん! 急にどうしたんだ?」 「いや、ないなとは思ったんだけど、もし部活が無いなら今度のテストのヤマ、教えようと思って。」 「ええ゛~~!! まじで!? わっかんないところだら けなんだよ。 今夜はどうだ!?」 「今夜はバイトがあるから ムリー。 明日ならイイ けど。」 「じゃ、明日な! サンキュー! メシ食おう ぜ!」 「ん、りょーかい。」 芝生へ行き僕が作った弁当を開けた。 もともと僕はよく弁当を作って持ってきていたのだが、櫂がそれを羨ましがり、ついでなので2つ作るようになった。 「んー、今日も怜の弁当、まじうまい! 生き返る~~~!!」 櫂は本当に美味しそうに食べる。 作っているこっちが思わず幸せに感じてしまうような。    「櫂はバスケと顔以外はイマイチだからね~。」 からかうように言ってみる。 「お前ができすぎるんだよ!!」 あはっ、案の定怒ってる。ちょっとキレ気味?   でも悲しいことに、八割ぐらい当たっちゃってるんだよなぁ・・・ 「そうでもないよ。」 前髪をいじりながら言う。昨日切ったばっかりだから手触りがいい。
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