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「頭は仕方がないにしても 料理なんかは練習すれば できる!」
断言するように言う。
実は僕は作るより、作ってもらう方が好きだし。 あわよくば、櫂が作ってくれたり、ね。
ぐふふっ。
「でもオマエの料理、ホントうまいよ。
俺の元カノたちなんかよ りも、ぜんっぜんうまい もん。」
そして櫂は作る気は、無い。
ま、わかってはいたけれどー。
「まあ母さんから叩き込まれたからね。」
「いいなあ~~~、怜の母さん。」
「羨ましいだろ?しごきかたはキツイけど、僕の自慢だよ。」
僕はちょっと遠い目をした。
でもすぐに櫂に目を戻した。
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