僕たちの日常編 1

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「頭は仕方がないにしても 料理なんかは練習すれば できる!」 断言するように言う。 実は僕は作るより、作ってもらう方が好きだし。  あわよくば、櫂が作ってくれたり、ね。   ぐふふっ。 「でもオマエの料理、ホントうまいよ。 俺の元カノたちなんかよ りも、ぜんっぜんうまい もん。」 そして櫂は作る気は、無い。  ま、わかってはいたけれどー。 「まあ母さんから叩き込まれたからね。」 「いいなあ~~~、怜の母さん。」 「羨ましいだろ?しごきかたはキツイけど、僕の自慢だよ。」 僕はちょっと遠い目をした。 でもすぐに櫂に目を戻した。
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