再会と出会い

16/39

77人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
『……マスターッ!!』 「「「!?」」」 小リスは空くんを見た途端、ジャンプして空くんに飛びついた。 ちょっとそれが可愛かったなんて、口が裂けても言えない。 「あれ?お前…」 「空くん、知り合い?」 「知り合いっていうか……こいつおいらがつくった」 「「えぇ?!!」」 空くんも潜在と遺伝の二つの能力を持つ人の一人。 潜在として能力"創作"と、遺伝の能力"冷気"を持っている。 自分でつくったものが本物そっくりになるという"創作"という能力。 でも、これって確か…… 「空くんの能力って命まではつくれないんじゃなかったっけ?」 そう。動物も人間もそっくりにつくることの出来る能力だけど、意思や感情、命をつくることは出来ない。 いわゆる人形状態な訳。 「そう…なんだけどなぁ」 空くんも訳がわかんないらしく、首を傾げてる。 「…教授が動かしてくれたのかも」 「「教授?」」 二人揃って疑問の声をあげると、空くんは小リスを撫でながら説明してくれた。 。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加