再会と出会い

19/39

77人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
――ヒュン 「「「!?」」」 突然、宙に現れた一つの小さな箱。それはさっきまで小リスの入っていた箱にそっくりだった。 「え?今度はなに?!」 「よし、夕陽くん。開けてみてよっ」 「また俺ぇ!?」 「さっきも開けられたじゃん!今度もいけるって!!」 「嫌だよ!開けてまたこんなリス出て来たら、俺たえられねぇって!!」 『……あ゙ぁ゙?』 「ひいッ!!」 「ちょ、小リス!あんた見た目せっかく可愛いんだからさ、その…ガン飛ばすのやめよーよ?ね!?」 『…うるせえな。いいじゃねぇか、別に』 私達が奴に怯えるなか、空くんは今だ宙に浮いている箱に手を伸ばす。 「お、空くん勇者だねぇ。………」 「ちょ、そんな目で見ないでよ」 どんな目に見えたかは知らないけど、夕陽くんは私にまで怯えだした。 せっかくイケメンなのに……ここまでへたれてるのもすごいな。 そして、空くんの手が箱に触れた瞬間、 ――パァ 「……あ」 「おぉ、消えた」 箱が消え、中から何かが現れた。 。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加