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「"レッド"はどう?」
『……………は?』
「いや、だからレ」
『お前ふざけんじゃねえぞ。却下』
「……別にふざけてるつもりじゃ」
『どこの世界にそんな戦隊ヒーローみたいな名前の使い魔がいんだよ!大方俺の毛が赤いからだとかそんな理由だろ?!』
「……………うん」
『そんなんで納得する訳ねえだろうがぁああ!!』
「ちょ、待って!いた…まじ痛いッ!止めてッ!!」
夕陽くんの髪の毛を掴みにかかるリス。超怖ぇ……。
「……いいね」
「「え?」」
「いいじゃん、レッド。……じゃあ君は"ブルー"だね」
『ボクのなまえ、ブルーにきまり?』
「決まりっ☆」
『…ブルー……ボクのなまえ……へへっ』
乱闘をしている(と言ってもリスが一方的に攻撃してるだけ)の横で、やっぱりほんわかペースで話を進める空くんと…ブルー。
「レッドいいね、だって」
『…………』
「レッドい」
『るせえんだよ!いいか、マスターがいいって言うから受け入れるんだからなっ!俺の意思じゃねえからな!!』
「おぉ、これが噂のツンデ」
『お前は黙ってろ!!』
「だからもうちょっと柔らかく言ってってば!!」
。
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