再会と出会い

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―――――――――… ―――――――… 「いやぁ、でも楽しかったね」 『そう?ならよかったわ』 とりあえず用事も終わり、夕陽くんの研究室をあとにした。 また遊びにおいでっていわれちゃった。いい人だなあ、夕陽くん。 ……へたれだけど。 最後に空くんのとこに寄って行こうかとも思ったけど、なんかすごいしんどそうな顔してたし……また今度でいっか。 『ところで、私はまだあなたの名前を聞いてないんだけど?』 「あ、そっか。私は永山百合」 『よろしくね、百合』 「うんっ!!」 帰ったら母さんになんて紹介しようかなとか思いながら、やっと学園の門の前までやってきた。 ――その時だった。 ――ヒュ 「……ッ?!」 いきなり目の前に現れた二人の男の人。肩にはそれぞれなにかを乗せていて…… 「……グリーンとイエロー」 「「は?」」 あ、いけねっ。 肩に乗っているのが緑のウサギと黄色のイヌだと分かった瞬間、つい口がすべっていた。 空くんが作ったやつとは限らないのに。 「なんのことです?」 「いや、こっちの話」 「この子変なのー」 ウサギを乗せている方がなんか特徴的な笑い方してる。 一方、イヌを乗せている方は冷めた顔……いや、あきれた顔をしてこっちを見ていた。 「つーかさ、あんた達誰?」 とりあえず、疑問に思っていたことを投げかける。 「……俺は山田輝(ヒカル)。んでこっちは……」 「笠間葉一ですっ」 「……ん?笠間?」 「ん?そうだよ?」 「…………。お前かーッ!!」 「えぇえ?!なになになに?!」 .
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