いざ、学園へ

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「よっしゃ、やっと終わった!!」 『お疲れ様』 学校も終わって家に帰ってきた第一声。 この時間は母ちゃんはパートだし誰もいなかったから、ホワイトが会話相手になってくれてほんと助かる。 「つか、意外と見えないもんなんだね、使い魔って」 学校に行ってる時、誰にもばれることがなかったホワイト。 別に姿を隠してたわけでもないし、普通にいただけなのにね。 『まぁ、普通の使い魔とはまた違うから。しかも百合が通ってる学校は普通の学校でしょ?……使い魔の姿を認知する能力はそんなにないんじゃない?』 「そんな能力あんの?!」 『……あなた達は何気なく私達を認識してるのかも知らないけど、これもある意味一種の能力よ』 「へぇ~、そうなんだ。知らなかったよ」 ホワイトの話を聞きながら、キッチンに立ち寄りお菓子を探す。 あ、チーズ発見。 『言っとくけど、ネズミだからってチーズが大好物だと思ったら大間違いよ?』 「え!?違うの?じゃあいらないの?」 『……一応もらおうかしら?』 「ふふっ!素直じゃないんだからー!!」 『………………』 .
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