青色の夢

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──ボクは走っていた。 体が風を切るのは気持ちいい。 自分も自然の一部になれたみたいで。 なんだかとっても清々しい気分だ。 これが夢だという自覚はぼんやりとだけどある。 でも、楽しいからいいんだ。 ボクはこの夢を忘れないでいようと思う。 それで目が覚めたら、広い部屋を今みたいに走り回るんだ。 現実のことだから、きっともっと楽しいだろうな。 今日は──いや、今はもう明日だろうか? 時間はわからないけれど、おいしいごはんも食べられたし、いい夢まで見れて。 本当に幸せな1日だった。
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