九十九 千里(つくも せんり)

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 世界トップクラスの財力を持つ『九十九財閥』の長女。  ある出来事をきっかけに九十九家から出ることを決意し、現在は祖母の家に居候している。  出家中であるため次期当主の資格は剥奪され、ごく普通の生徒として一般社会に溶け込んでいる。  天真爛漫であり、明るい性格だが、消え入りそうな儚い一面も持っている。  生れつき色素が薄く、髪は薄い茶色で、瞳も常人とは異なる色をしている。  そのため、普段は度の入っていない黒のカラーコンタクトをつけて生活しており、滅多に他人に見せることはない。  彼女が持つ蒼い瞳は『神眼』と呼ばれ、生物や物質に限らず、気や音などを“色”として捉えるコトが可能。  今現在、世界で『神眼』の発現が確認されているのは千里のみである。
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