第一章 始まりの音(仮)

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朝… 日が昇って少し経った頃… 住宅街のとある住宅の一室。 窓をカーテンで閉めているので部屋の中はまだ薄暗い。 けたたましい機会音で一人の少年が起きる。 少年はその音源である目覚まし時計を止め、ゆっくりとした動作でずるずるとベッドから這いずり出る。 そして軽く背伸びをしたあと学校指定の制服…学ランを、といっても衣替えの時期が過ぎたので半袖のシャツを身に付けて机の上に置いてあった眼帯をつける。 そして、ジャッとカーテンを開けた。 先程薄暗さに慣れていたせいか、朝日が眩しい。 少年の風貌は前髪長い。あとはそんなに特徴が無く…というか、殆ど隠れていて分からず、また次回話そう。 少年は昨日用意していた学校に使う教科書を入れた鞄を勉強机の上に置いてあったので片手でふいっと軽々と持ち上げ、勉強机に立て掛けていた竹刀を竹刀袋に入れる。 そして少年は自室を出ていった。
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