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「……はぁ…はぁ…はぁ……。」
……多分この辺に………………いた!
私はそこで視線の先に、黒く怪しく光るそいつを見つけた。
間違いない……あいつだ。
「……あれさえ……倒せば……。」
ごくり……。
緊張のせいか喉がからからになっていた。
もう時間が無い……。5分を切っている……。
私は、走りながら小ぶりの銃を構えた。
たしかこれは、捕獲用の銃だったはず……。
「当たって………!」
私とそいつとの間にはだいたい20、30メートル程の距離がある。
これぐらいなら………。
私は祈る想いとともにトリガーを弾いた。
バシュ!
すると、銃声とともに小型のロケットのようなものが3つ、そして、それを繋いだワイヤーのようなものがそいつ目掛けてはなたれた。
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