第一話
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「……下、行こう。」 「う、ん。」 ぎこちない私達は、顔を真っ赤にしていた。 我に帰ってみると、疑問ばかりが募る。 なんで、キスしたの? なんで、広樹はキスが上手いの……? 私は今まで、ずっと大人だと思ってた。 でも、この時、一番みじかにいた広樹を見て分かった。 私は、キスも気持ちも分からない……。 ただのお子様だって事を……。
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