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「……じゃ、明日香借りるからな。」
広樹は私の腕を掴み、家の方面へと引っ張られる。
校門には、友達や冷やかす男子が手を振っていた。
広樹は学校で人気が高いから、私が目立つじゃない……。
「ね、広樹?」
「うっせ、黙ってろ。」
耳を真っ赤にした広樹は、照れてる証拠。
私はそんな広樹が可愛くて、少しだけ面白かった。
「身長、伸びたね。もう成長期?」
「……知らね。」
「ぷっ。」
他愛も無い会話らしき物をしながら、広樹の家へと着いた。
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