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「あらぁ、いらっしゃい明日香ちゃん!!
こんな汚い家で良ければ、どうぞっ。」
広樹のお母さんは明るくて、優しい人。
結構の美人なお母さん。
「お邪魔します。
そんな、汚くなんか無いですよ。」
本当、家よりは全っ然、綺麗。
「あら、明日香ちゃんは気の効く子ねぇ。
広樹、見習いなさいよ。」
「けっ。うるさいやい。」
広樹は舌をベッと出すと、お母さんにゲンコツを喰らっていた。
「今、リビングでパーティの用意中なの。
汚いけど、広樹の部屋で待っててね。」
「汚くねぇよっ。」
広樹は一言吐くと、着いてこい。と私に命令した。
私は広樹のお母さんに軽く頭を下げ、階段を駆け足で上がった。
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