第一話

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「……え?」 私は、それがキスなのだと、しばらくして気がついた。 広樹を見ると、少し耳を赤くして子供のように俯いていた。 「俺さ……。」 「広樹ー!明日香ちゃーん! 支度出来たからいらっしゃーい!!」 広樹のお母さんの声に、意識が戻る。 広樹は何かを言うのを止め、立ち上がった。
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