嗚呼嗚呼

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?「あんた土方さんのなんなのさ。」 春「はっ?」 いきなり失礼、柳田春こと私は今蕁麻疹がざわざわと広がっていく状況のもとにいます。 いきなり、そこらへんで暇をつぶしていると隊士に声をかけられた。 顔もしらない奴ですよしかも。 春「何、と言われましても…。」 確か一番始めに会った時には小姓とか言われてたけど別に今は何もしていない……あ、 春「ニート?」 隊士「はぁ?」 春「ごめんなんでもない。」 ニート……言っといてあれだがなんか虚い。 これからなんか仕事しよい。うん。それがいい。 隊士「ほんと、あんた何もしないくせになんで此処にいさせるんだろ。あんたなんてさ、邪魔で…」 燦々と嫌味な言葉を続けるその隊士。 それを黙って聞いている春だがそろそろ我慢の限界だ。 春【こっちだって薫の情報がなかったらこんな所出とるわ、ぼけっ!!見てみろ蕁麻疹!!おかげで毎日蕁麻疹パーティーじゃ、ど阿呆!!】 下を向いてプルプル怒りをおしとどまっている姿が泣いているように見えたのか、隊士はさらに高飛車になり言葉を続けていく。 しかしやはり春も女子なのか、そんなに罵倒やら嫌味やら言われるとだんだんと沈んでいく。 春【はやく終わんないですかねぇ…。】 はぁと溜め息一つ、地面に落とすとふと春の隣から影が見えた。 ?「お前は俺が言った事を何も聞いていなかったようだな。」 斉藤一、その人であった。
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