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?『れーかっっ!!』
黎花『えっ』
つい私は大きな声を出してしまった。
山本『風見!!授業中だぞー』
黎花『あっ、すみません!!』
よくよく見ると私はいつもの席に座って古典の教科書を広げてノートに向かってシャーペンを持っていた。
すると隣の席の彰が小声で……
彰『バーーカ。わざわざ授業が終わる10分前だからノート写すために起こしてやったのに。それにしてもよく見ないと寝てるかわかんねーな。普通シャーペン持って寝るかぁ?』
黎花『う…うるさいなぁ!バレなきゃいいの。でもわざわざ起こしてくれてありがとう』
ってことはさっきのはただの夢……?夢にしてはリアルだったなぁ……。って!!早くノート写さなきゃ!!
……にしても、いつもだったら彰は、授業終わってからとかにノート見せてくれるのに、今日はなんでだろう?…でもそんなに頼っちゃダメだよね!!
私はいくつか疑問を持ち続けたまま時間は過ぎ、
―――放課後になった。
私はこの日の放課後は多分生涯忘れることはないだろう。
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