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―――時は過ぎ昼休み。
黎花『美っ鈴ー♪
購買行こーよ!!』
美鈴『…なんでそんなに機嫌がいいんだ?』
…不審そうな顔されて、ちょっと傷ついたのは言うまでもない。
黎花『英語のリスニングの小テスト美鈴に勝てたんだもーん♪あと今日こそイチゴ・オレのおいしさをわかってもらえると思って』
美鈴『絶対後者だろう!?私は飲まないからな』
黎花『えー。』
美鈴『そもそも私は奢れなんて一言も言っていない』
黎花『えー。じゃあ何がいいの?』
美鈴『いつものことだからそんなに奢ろうとしなくていいんだぞ?』
黎花『いつものことだから奢んなきゃダメなの!!』
本当にいつもあたしが早くきちゃったりしてるし美鈴にとってはデメリットなんだよね。でも……
美鈴『そこまで言うんならイチゴ・オレ以外なら何でもいいけど……』
でもイチゴ・オレ飲まないんなら少しイジワルしてもいいよね?
黎花『じゃあロイヤルミルクティーね♪』
美鈴『なっ!!』
そう、美鈴はロイヤルミルクティーが大の苦手。イチゴ・オレは嫌いなだけだけどロイヤルミルクティーに関しては飲めるものじゃないらしい。
?『クスクス……美鈴ちゃんの負けね?』
クスクス言いながら近づいてきたのは……
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