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―――――――ハァ~ッ 季節は冬。 白銀の世界のように辺り一面が真っ白な雪で埋め尽くされている。 極寒の寒さに耳が真っ赤になり痛くなる 「ウウッ。寒っ!!これだから冬は嫌い」 ・・・・まあ雪も嫌いだけど・・・ ・・・・なんで私の名前は・・“ゆき”なの? この季節になると嫌でも思い出す 何故・・・・って言っても無駄か。 まだ残ってるからかな? あの時の忘れられない“出来事”が 私の心を捕らえて離さないの? だから・・・・怖いのかな? 恐怖心から言えないの? ―――――――ハァ~ッ 私は歩みを進めながら人気のない道をひたすら歩いていく 気怠い雰囲気を醸し出しながら歩く姿は心なしかうなだれているようにも見えていた
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