第1話 新生徒会発足
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ややあって、弦が指から弾かれ、矢が空気を切り裂く音を立てながら的へと、吸い込まれるように突き刺さった。 そして彼は再び弓を構えて矢を放つ。 矢は全て的に刺さるのに、彼の表情は曇っていた。 やがて、弓を降ろすと小さく舌打ちした。 「……ダメだな」 「どうして?全部的の中央に当たってるじゃない!」 その声に驚いて振り向くと、凪が不思議そうに首を傾げていた。
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