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「ちょっと前かな?
実は伊達君に話したい事があって来たんだけど、弓を引いている伊達君につい見入ってしまって声かけるタイミングを失っちゃったんだ」
「え!?み、見入る!?」
(それはひょっとして俺自身に見惚れてたって事か!?)
「うん、見入ってた。練習邪魔しちゃったね。ゴメン」
完全に伊達は間違った解釈で受け取っていたが、凪としてはただじっと見ずにはいられなかったぐらいの意味合いだった。
完全な誤解だったのだが、凪はまるで気付かないままに話を続けた。
「で、少し伊達君と話がしたいのだけどこれから大丈夫かな?」
「俺と!?い、今から!?」
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