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単刀直入の台詞に伊達は目を丸くした。
「部活も忙しいだろうし、新学期から伊達君も特別クラスに編入するわけだから大変なのは分かるんだけど、伊達君が一緒にやってくれたら頼もしいなと思って」
伊達は暫く黙り込み、凪をジッと見つめた。
凪もまた伊達を見つめ、彼の言葉を待っていた。
伊達は眼鏡を外し、深呼吸をしてから眼鏡をかけ直して言った。
「緒方さん。俺に務まると思うか?」
「勿論!さっきも言ったけど、伊達君がいてくれたらホントに頼もしいよ」
「……そうか」
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