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そう呟くように答えると、伊達は軽く咳払いをした。
「俺でよければ喜んで」
「じゃあ!?」
にっこり笑う伊達に凪は満面の笑顔で差し出された右手を両手で握った。
「ありがとう!」
「やるからには必ず緒方さんのサポートが出来るよう頑張るよ。よろしく」
(好きな子に頼まれて断るなんて男が廃るし、それに一緒にいられる時間が多ければ、あの陰険男を見張れるしね)
伊達は、凪の彼氏の座を勝ち取った男の姿を思い浮かべながら闘志を燃やすのであった。
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