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凪は続いて写真部に向かった。
「やぁ、緒方さん。今日も可愛いね。まるで春の妖精みたいだ」
「あ、岩倉さんおはようございます」
部室に入るなり、パシャパシャとフラッシュの光のシャワーを浴びる事も、部長の岩倉の褒め殺し攻撃も完全に慣れた凪は動揺する事もなく、普通に挨拶した。
「今日は君の方から来てくれるなんてどうしたんだい?」
「斎藤君と話がしたくて」
凪の言葉に岩倉は興味深そうに、瞳の奥を光らせて頷いた。
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