現実とゲーム

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現実とゲーム

現実は小説より奇なり。 どこがだ。 毎日毎日同じようなことの繰り返しだ。 そんなことを考える学生はそう珍しいものではないだろう。 だから、この物語は目茶苦茶普通な高校生の普通な日常を書いていくだけのつまらない小説になると思う。 --と、思っただろう? ところがどっこい。 前言撤回。 現実は小説より奇なり。 とはよく言ったものだ。 誰がこんな話しを信じるのか。 これから書いていく小説は本当に俺に起きた事を忘れないうちに書いていこうと思う。 ゲームと神社とササカマと。 俺と彼女と異世界で。 どんな事があったのか。 俺の記憶があるうちに。 書いておけば忘れない? 甘くて酸っぱい、ハチミツレモンと青春を。 俺の記憶が消えないうちに。
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