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手術中のランプは消えた。
8時間におよぶ、大手術だった。
「やった~終わったぞ。のび太は助かったんだぁ。」
「やったやった~。」
クラスのみんなは、抱き合って喜んだ。
ドアから手術を終えた先生が出てきた。その白衣は赤く染まっている。
「先生っありがとなっ。」
ジァイアンは泣きながら言ってが、
先生は笑顔を見せなかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「のび太くんが直る見込みはありません。思ったより、病状がひどく。。。命はとりとめましたが、それが精一杯でした。。。」
「え?・・・・・・・・・・・・・・」
「どういう事ですか?・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「命はとりとめましたが、のび太くんはこのまま意識が戻る事はありません・・・・・・・・植物人間です。。。。」
「そんなっ!うそだっ!」
「嘘ですよね先生!」
「我々、この病院の名医と呼ばれる医師全員で、全力を尽くしました。」
「もうしわけごさいません・・・・・」
バタッ
「おまえっ!」
のび太のママは気を失って倒れてしまった。
「そんな・・・そんな・・・のび太が・・・・のび太・・が・・・の・・・び・・・・嘘だぁぁぁぁぁ!!。」
「昨日まで元気だったのび太さんが・・・嘘よ。そんなはずないっ」
ダダダダダダダッ
みんな手術室に駆け込もうとした。
「いけませんっ!のび太くんは手術は終わりましたが今は危険な状態ですっ。あっ、ちょっと!入っちゃダメです。」
「うるせ~!!!!!!!」
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