出来事

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「のび太さぁ~ん。羽子板で一緒に遊びましょうよ。」 「うん。やろうやろう。」 しかし、運動音痴なのび太は、あっという間に真っ黒な墨だらけの顔になった。 「よ~し。今度は負けないぞ。」 「え~い。」 のび太が打ち上げた羽は、とんでもない方向へ飛んでいき、大きな木のてっぺんに引っかかってしまった。 「ごめ~ん。僕取ってくるよ。」 「あんな木に昇るとあぶないわ。あきらめましょうよ、のび太さん。」 「だいじょうぶだよ。」 そういうと、少しは頼りになる所を見せたかったのか、のび太は大きな木をのぼり始めた。 「のび太さん、降りてきて~。危なくてみてられないわ~。。。」 上に昇れば昇るほど、足をかける枝は細くなる。 その時である、 バキッ!!! 乾いた枝が折れる音とともにのび太が落ちた。 「きゃ~~~~~~ぁぁぁぁぁぁぁ」 ドスン! 鈍い音がした。 この木はどれくらいの高さなのだろう。 何メートルあるのかはわからないが、のび太としずかにはとても大きな木に見えた。
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