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「ちょっと、お母さん!!なんで九尾が当たり前のように家にいるの!?リビングでお茶を飲みながらくつろいでるの!?晩御飯まで食べていく雰囲気なの!?」
「あら、この綺麗な方、九尾さんっておっしゃるのね。お義母様とお知り合いって言うものだから。」
デジャヴュ・・・
うん、母に聞いたのが間違いだった。
「九尾!あんた昨日、部屋を片付けて帰ったんじゃなかったの?」
「確かに一度は魔王様の命令に従いここを離れました。けれど、確かめたいことがございまして。」
確かめたいこと?
「いやだ。お前がいるとうっとおしいから帰れ。」
マオは後ろから私に抱き着いたまま、猫を追い払うようにシッシッと手を払った。
なかなか酷い扱いだけど、九尾は怯まない。
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