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「お帰りなさ~い。遅いから心配したのよ~。」
まったく心配してなさそうな間延びした声で母親が出迎えた。
今日は何だかそれが落ち着く。
「あら?九尾ちゃんは?」
「帰ったよ。それより牛乳が・・・」
「え~~~。帰っちゃったの~。せっかくお部屋を用意したのに。」
「は?部屋?」
「お側を離れるわけにはいきませんって言ってたから。」
え?それは、住まわせるつもりで部屋を用意したってこと?
「マオくんと一緒にいたいかと思って・・・。」
・・・大変懐が・・・
っていうかもうばかだろ!!!
家を妖怪屋敷にするつもりか!!
・・・本当に心底疲れる。
どーでもいいけど、晩御飯はカレー味の・・・むしろカレーそのもののグラタンでした。
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