女狐って響きだけでちょっと萌える

3/13

112人が本棚に入れています
本棚に追加
/257ページ
「たぶんじゃだめよ。どうにかしなきゃ・・・。マオにばらされたらどうするの?」 「そんなこと言われても九尾がどこにいるかも知らないのに、何も出来ないじゃない。」 今日初めて、明や晴に九尾との一連を説明した。それを聞いてから二人は心配しっぱなしだ。 二人はマオが真実を知ると不憫だのどうこうよりも、ボディーガードの役割があるマオが私から離れていくのをよしとしない。 「なら、九尾が出たときは絶対に連絡入れろよ。明を引っ張ってでも一緒に連れて行くから。口止めするのに多少は力になるだろ?」 「口止め目的なら、そんな風に言わなくても私も行くわよ。」 二人の言葉に苦笑を漏らす。私は別に九尾をどうにかしたいわけじゃない。
/257ページ

最初のコメントを投稿しよう!

112人が本棚に入れています
本棚に追加