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あ、九尾のことも考えなきゃ。
・・・このまま二度と現れないなんて期待しちゃ駄目かな。
自然と深いため息が漏れた。
「失礼しまー・・・っっわ!」
教室に着き、声をかけつつ扉を開くと、すぐ正面に先生が立っていた。
「急に呼び出して悪かったな。」
「・・・いえ。」
40代くらいで恰幅のいい男の先生がなぜか扉の前で仁王立ち。
受け持ったことはないけれど、怖いことで有名な先生だ。
ますます呼びだされた理由が分からない。
「ちょっとついてきなさい。」
何の説明もないまま、準備室を出て前を歩き出した。
意味も分からず後をついていく。
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