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「まぁ、魔王様の場合、出会い方にも問題があったんでしょうけど・・・。」
「それ!!それすごく気になるんだけど、二人ってどうやって知り合ったの?マオはなんか隠してるっぽいけど。」
「・・・お聞きになります?」
九尾は妖艶でいて狐らしい、つり上がった笑みを浮かべた。
「魔王様が調子に乗ってた艶子を、完膚なきまでに叩きのめしましたの。」
満面の笑みで物騒な言葉を放つ九尾。何が嬉しいんだか・・・。
「なんか・・・。意外性ゼロだね。」
「貴女、今脳内変換したでしょう?魔王様が、艶子を、よ。」
マオが・・・おばあちゃんを・・・
マオが?おばあちゃんを?
マオが!?おばあちゃんを!?
「どういうこと!?意味わかんない!マオのくせに!例えマオの方が強くてもやられるのはマオでしょ!立ち位置的に!どういうこと!マオの分際で!!」
「あなた魔王様をなんだと思ってるのよ。」
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