112人が本棚に入れています
本棚に追加
「貴女は自分のせいで艶子が死んだと言いましたわよね?」
探るような目とかちあう。
ここははっきり否定しないと、きちんと説明しないと!
「違う!!・・・本当は私のせいじゃない。」
「それは・・・どういう・・・。」
九尾は突如、視線を遠くへやった。
私もつられて同じ方を見るけれど、何もない。
「無駄話をしすぎたようですわ。時間がありません。」
意味が分からず視線を戻すと、いつの間にか一歩ほどの距離しか空けずに九尾が立っていた。
「最後の質問です。貴女は魔王様に真実をお話しする気はございますか?」
最初のコメントを投稿しよう!