懐が深いのとバカは紙一重

8/21

112人が本棚に入れています
本棚に追加
/257ページ
ちょっと、落ち着こう…とにかく一つずつ処理していこう。 「え~と、マオ・・・さん。」 「そんな今さら他人行儀な!!マオと呼んでくれ。」 いや、他人だし。 「あ~じゃぁ、マオ。どうしてここにいるの?」 「そんなの決まってるだろ。艶子がここにいるからだ。」 ・・・・答えなようで答えじゃない。 もう、いいや。次いこ。 「じゃぁ、お母さん。どうしてマオが家にいるの?」 「あら~。この方、マオさんっておっしゃるのね。」 名前すら知らんやつを家にあげて、朝食振る舞ったんかい! 「艶子って、お義母様でしょ?お知り合いだって言うものだから~。」 ガクッと肩を落とす。 うちのセキュリティはどうなってんの? おばあちゃんと知り合いだって言っただけで、こんな見るからに怪しいやつ家にあげたの?
/257ページ

最初のコメントを投稿しよう!

112人が本棚に入れています
本棚に追加