懐が深いのとバカは紙一重

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16年間一緒に生活してて、この母親のぶっ飛んだ性格は理解してたつもりだったけど・・・甘かった。 まさか今日会ったばかりの他人…いや、人ですらないやつを家に住まわそうとするとは・・・ 「いや、マオの都合もあるし・・・ずっと側にいるって言うのは、あくまで比喩表現で・・・」 「マオ君、ここに住むのは嫌?」 あたしは必死に《断れ》とマオにアイコンタクトを送る。(目は隠れて見えないけど) マオは私の方を見て、ゆっくりと頷いた。 「部屋は艶子の隣で。」 うぉー――――い!!!! アイコンタクト全然通じてない上に図々しい!!! 「りょーかーい。これからもよろしくね。マオ君。」 駄目だ!!話がまとまってしまう!!
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