112人が本棚に入れています
本棚に追加
/257ページ
16年間一緒に生活してて、この母親のぶっ飛んだ性格は理解してたつもりだったけど・・・甘かった。
まさか今日会ったばかりの他人…いや、人ですらないやつを家に住まわそうとするとは・・・
「いや、マオの都合もあるし・・・ずっと側にいるって言うのは、あくまで比喩表現で・・・」
「マオ君、ここに住むのは嫌?」
あたしは必死に《断れ》とマオにアイコンタクトを送る。(目は隠れて見えないけど)
マオは私の方を見て、ゆっくりと頷いた。
「部屋は艶子の隣で。」
うぉー――――い!!!!
アイコンタクト全然通じてない上に図々しい!!!
「りょーかーい。これからもよろしくね。マオ君。」
駄目だ!!話がまとまってしまう!!
最初のコメントを投稿しよう!