懐が深いのとバカは紙一重

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「お父さん!お父さんの許可が必要じゃないの!?」 我が家でぶっ飛んだ母親を唯一制御できる人物だ。 「父さんもマオ君の同居には賛成だよ。」 え!? 「お父さんいつからいたの!!」「あなたいつからいたの?」 私とお母さんの声が重なる。 「・・・始めからいたよ。」 ごめん。いつものことながら全然気付かなかった。 って、そんなことより! 「どうして賛成!?」 「昨日、真由里を助けてくれたのは、マオ君なんだろう?」 「なんでそれを・・・。」 「真由里が降りて来る前に、マオ君から聞いたんだよ。」 マオと話してたのに、お母さんはお父さんの存在に気付かなかったんだ…。
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