懐が深いのとバカは紙一重

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・・・ちょっと疲労感が強すぎて、正常に頭が働かない。 もうなんか全体的にどうでもよくなってきた。 今は何を言っても無駄な気がする。 なんとなくマオの方に目をやると、それに気付いたマオは嬉しそうに尻尾を振った。 いや、実際尻尾は生えていないけれど、そう見えた。 その姿を見ているとなぜか、昨日の記憶が蘇った。 そういえば、謝罪とお礼がまだだ。 「あー、マオ、昨日ありがとうね。助けてくれて。あと、傷を治してくれたのに蹴っちゃってごめんなさい。」 軽く頭を下げたあたしを見て、マオは口を開いたまま固まった。 「・・・・マオ?」
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