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「今年の冬は寒さを全く感じない…。艶子がいるからだな!」
「そうだね。マオは暑苦しいね。」
「あぁ!俺の想いは太陽よりも熱い!」
「その熱で溶ければいいのに。」
「艶子になら溶かされてもいい…いや、むしろ溶かされたい。」
「一人で勝手に溶けろ。」
「手厳しいな。でも、そんな艶子が愛おしい。」
ハート強いな・・・。私けっこうひどいこと言ってるよね?
なんかマオは何を言っても幸せそうだから、ついきつい口調になってしまう。
・・・おばあちゃんも、きっとこんな感じでマオと接していたんだろう。
この扱いでもおばあちゃんを55年間好きであり続けたのなら、本人の言う通りその想いは相当なものだ。
・・・でもそうすると、やっぱりこのツッコミが頭に浮かぶ。
どうして、
どうしてまだ私が艶子じゃないと気付かないんだ!
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