マオ観察日記

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「・・・マ・・・オ?」 「艶子怪我はないか?お前の美しい髪が一本でも切られようものなら、俺の心が張り裂け・・・」 「髪くらいお風呂入ったら抜けるから。」 さっきのは何だったの?って言いたくなるくらいいつも通りウザいマオだ。変わり身が早すぎる。 いや、そんなことより・・・ 私は昔から人外の者によく狙われていたため、敵意の感知能力はかなり高い。あのおばあちゃんよりもだ。けれど、 ・・・今のは全く気付かなかった。 それにあの身体能力とスピード・・・。 もしかしてマオは、おばあちゃんよりも強いのかもしれない。
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