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「「・・・さぁて、近況報告といこうか。」」
目の前ではニコニコ笑顔の男女がニ人。性別は違うのに、同じような顔がこちらを見ている。
「近況報告と言われましても・・・これと言ったことは何もございませんが・・・。」
「「なんでないんだよ!!」」
見事なハモりだ。さすが双子。
「さっさとマオを追い出せよ!」
「晴(はる)何言ってんの!?真由里、ちゃんとラブフラグを立てな!!」
「明(あき)こそ何言ってんだよ!?妖怪なんかと真由里がどうこうなるわけないだろ!」
「それを決めるのは真由里でしょ。それに種族の壁を越えて燃え上がる恋・・・。素敵じゃない。」
「そんなことさせるか!!」
いや、心配しなくても燃え上がらないから・・・線香花火レベルの灯すら宿ったことないから。
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