春だから・・・

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「お変わりないその美しいお姿・・・。わたくし感激です。」 ウ ツ ク シ イ オ ス ガ タ? ごめん、ちょっと意味がわからない。 瞳を潤ませて何言ってるの? 「立っているだけで漂う気品。光り輝くような存在感。相変わらず非の打ち所がありませんのね。」 全身真っ黒のヤツに光り輝く? え?目が悪いの?趣味が悪いの?頭が悪いの? 「・・・九尾。うるさい。先に艶子の部屋をどうにかしろ。」 マオはひどくうっとおしそうに美女をあしらう。 その態度は高圧的でぞんざいだ。 「はい。仰せのままに。」 なのに美女狐は、顔を赤らめて大変嬉しそうに承諾した。
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