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「……少なくとも、普通の人間は大木を薙ぎ倒すような真似は出来ない」
「あー……何やってんだあいつは」
目の前の惨状に思わず頭を抱えるキィナ。
「えっと、直せばいいんだよね! せーー…のっ!!!」
幹に手を掛け持ち上げようとするが、流石にびくともしない。
「いくら何でも無理だろ。 ここはアイルー達に任せとけ」
「キィナさんの言う通りニャ。 施設の整備はうちらの仕事ニャ」
そう言うと、虫の木担当のアイルーは仲間を呼んで虫の木の引き起こしに取り掛かる。
「次に来る時までには再設置しとくニャ。 今度はそう簡単には倒されニャいようにしニャいとニャ」
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