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「じゃあせめて生活費ちょうだいよ!どんだけ私の貯金が減ってるのかあなた知らないでしょ!?」
私は泣きながら怒鳴りつけた。
そんな私を軽蔑の眼差しで夫は
「アメリカでは夫婦は別財布なんだよ。なんだよ専業主婦って。みっともない。そんな無職なフリーターに払う金なんてないんだよ。『働かざる物食うべからず』って知らないのか?」
そう言ってきた。
・・・悔しかった。
すごく。
自分なりに家事も頑張ってきた。
夫が嫌がるので、朝起きてすぐ化粧をし、服を着替えて何処に行くわけでもないのに小奇麗にして、朝食を作った。
・・・それも全て
夫に愛されたいが為。
ここまで馬鹿にされて、悔しくてたまらなかった。
考え方が違い過ぎるので、どうして良いか分からず―――
義母に相談しても
「あの子、小学5年生~高校卒業までロスで生活してたから、少し変わってるかもだけど、許してあげてね。」
と云われ・・・
私の母親に相談しても
「暴力ふるわれないだけマシだし、女は我慢するものなのよ。夫が働けと言うなら働かなきゃいけないのかもしれないわね。菜摘は嫁いだんだから、彼の言う事に従いなさい。」
やっぱ都会の人と田舎の人とでは考え方が違うのよ
と云われ・・・
見離された気分になった。
誰も私の味方になってくれない。
貯金も無くなったし、夫は家に午前になるまで帰らないし
体を求めても拒否されるし…
こんなんじゃ生きていてもしょうがない。
…こんな惨めな自分
いっそ自殺しようか。
と考えた位、精神的に追い込まれていた。
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