814人が本棚に入れています
本棚に追加
夫と買物に出掛け、自分のみすぼらしさに気付く。
彼は月に2回程美容院へ行っているが、私は市販の物で髪を染めカットは半年に1回。
私の服はユニクロのシャツに2000円のジーパン、3000円の大特価のボロボロのダウンコート。
980円のスニーカー。
夫は1万円のシャツに数万円のパンツ。
5万円位のコート。
それでも夫婦なんだし・・・
誰もそんなの見ないよ。
外見なんていいや。
と思い彼と手を繋ごうと近づくと
「俺とお前とじゃ、カッコイイホストと不細工な客ってとこだな。」
とウィンドーに映る自分達の姿を見て鼻で笑った。
「女は3歩以上下がって歩け!そんなのも出来ないのか。」
とまるで汚い物のように私の手を払いのけた。
そして彼は私名義のカードで7万円のジャケットを買った。
本当にホストと客ってこんななのかな・・・
旦那が嬉しそうに買物している姿の横で、安物の服を着ている自分が惨めで・・・
涙が溢れた。
イベントコンパニオンをやっていてちやほやされていたあの頃の私はもういない。
なんで自分の服も買わずに夫の物ばかり私のお金で買わなきゃいけないんだろう・・・
化粧品だって100円均一とか、ドラックストアの特売品・・・
私だって
オシャレしたいのに・・・
最初のコメントを投稿しよう!