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「今すぐ署名しろ!使えない女に用はないんだよ!」
「何で離婚しなきゃいけないの?そんな簡単に出来るものじゃないのよ?親だって親戚だっているのよ?」
「関係ないね。精神障害の人間とは付き合いきれない。さっさと田舎に帰れ。」
「・・・女が出来たからそう言うの?」
「いい加減にしろ!お前の妄想に付き合う時間はないんだ!」
妄想・・・
使えない女・・・
何それ・・・
私を何だと思ってんの?
ただの家政婦?
何でこんな酷い事言われて泣き寝入りしなきゃいけないの?
「・・・じゃあ裁判しよう。」
「は?」
「裁判して決着つけよう!」
こう言えば少しは夫が考えを改めてくれるかと思ったが・・・
「は!調停でも裁判でもなんでもしてやるよ!俺には非がない。後悔するのはお前だからな。」
・・・何処からこの自信がくるのか不思議だ。
もう後にはひけない。
この時から私達の戦いが始まった。
この日は怒りで身体が震えて眠れなかった。
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