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第一回目の調停の日。
11月の寒い日だった。
薄化粧をし、いつもの3000円のダウンコートを羽織り、安物の服を身に纏い、ノートを持って挑んだ。
私はこれまでの結婚生活を誰が読んでも分かりやすいようにノートにまとめていた。
これは、後で言いたい事を忘れたと後悔がないように、調停員さんへ全て自分の言い分を伝える為。
①私は専業主婦で、夫は月収40万円あるのにもかかわらず、夫からは生活費を貰えず、私の貯金を切り崩して生活していた事。
②夫の完全拒否でセックスレスだという事。
③夫が不倫継続している事。
④もし離婚したら今ある、家財道具(TVや冷蔵庫等)はどれを貰うか。
等々・・・
調停で聞かれそうな事は全てまとめておいた。
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